「杜子春」は、1920(大正9)年「赤い鳥」に発表された芥川龍之介の児童向け文学作品。中国の伝奇小説「杜子春」を元に、芥川が創作・童話化したもの
杜子春

作品データ

作品名 杜子春 
作品名読み トシシュン
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/43015_17432.html
作者名 芥川龍之介
発表年 1920(大正9)年
ジャンル ファンタジー/時代物/怪奇/人間/児童文学
読了時間目安 30分
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あらすじ

杜子春は金持ちの息子だったが、親の遺産で遊び暮らして散財し、乞食同然になっていた。そんな彼を哀れんだ老人が、「この場所を掘る様に」と杜子春に言うとその場所からは黄金が掘り出され、たちまち大富豪になる。しかしまた浪費し一文無しになってしまうと、老人に出会って黄金を掘り出し、再び大金持ちになってを繰り返す。3度目、金持ちのときは周囲からちやほやされるが、一文無しになれば手を返したように冷たくあしらわれることに気づく。人間に愛想を尽かした杜子春は老人に請い峨眉山で仙人の修行を始める。そこで何があっても口を聞いてはならないと告げられたが、地獄で両親が酷い目にあっているのを見て耐えきれず「お母さん」と口にしてしまう。

作品の特徴

主要登場人物人数 2
男女比 男1不明1
表現的特徴・キーワード 中国唐王朝着物
時代 唐王朝
舞台の国/地名/土地柄など 唐王朝洛陽/峨眉山/地獄

出典:wikipedia/青空文庫