「トロッコ」は、芥川龍之介の短編小説(掌編小説)。幼い少年が大人の世界を垣間見る体験を綴った物語で、一部の中学校の教科書などにも採用されている。
トロッコ

作品データ

作品名 トロツコ
作品名読み トロッコ
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/43016_16836.html
作者名 芥川龍之介
発表年 1922(大正11)年
ジャンル 青春/人間/児童文学
読了時間目安 15分
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あらすじ

大正時代、小田原・熱海間に、軽便鉄道敷設の工事が始まった。沿線に住む8歳の良平は、工事現場で使う土砂運搬用のトロッコに非常にひきつけられ、ある日一緒にトロッコを押させてもらえることになった。が、土工は行き先で宿泊するため、帰りは徒歩で一人だった。死に物狂いで帰り着いた途端、泣き出してしまった。 良平はいまは大人になり、東京に出てきて出版社の校正係として働いている。しかし彼は全然何の理由もないのに、この時の体験を思い出すことがある。生活に疲れた良平の前には、今でも薄暗い藪や坂のある路が一筋、細々と断続しているのであった。

作品の特徴

主要登場人物人数 2
男女比 男2
表現的特徴・キーワード トロッコ/工事現場
時代 大正
舞台の国/地名/土地柄など 小田原〜熱海

出典:wikipedia/青空文庫