「蜘蛛の糸」は、芥川龍之介のはじめての児童文学作品で、1918年に児童向け文芸雑誌「赤い鳥」に発表された。「カルマ(因果応報)」がテーマになっている。

作品データ
作品名 | 蜘蛛の糸 |
作品名読み | クモノイト |
url(青空文庫) | https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/92_14545.html |
作者名 | 芥川龍之介 |
発表年 | 1918(大正7)年 |
ジャンル | 怪奇/人間 |
読了時間目安 | 10分 |
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あらすじ
釈迦はある日の朝、極楽を散歩中に蓮池を通して下の地獄を覗き見た。罪人どもが苦しんでいる中にカンダタという男を見つけた。カンダタは殺人や放火もした泥棒であったが、過去に一度だけ善行をしたことがあった。それを思い出した釈迦は、彼を地獄から救い出してやろうと、一本の蜘蛛の糸を下ろした。
天から垂れて来た蜘蛛の糸を見たカンダタは、この糸を登れば地獄から出られると考え、糸につかまって昇り始めた。ところが数多の罪人達が自分の下から続いてくる。このままでは重みで糸が切れてしまうと思ったカンダタは、下に向かって大声で「この蜘蛛の糸は己(おれ)のものだぞ。」「お前たちは一体誰に聞いて登って来た。」「下りろ。下りろ。」と喚いた。その途端、蜘蛛の糸がカンダタの真上の部分で切れ、カンダタは再び地獄の底に堕ちてしまった。
作品の特徴
主要登場人物人数 | 2 |
男女比 | 男1不明1 |
表現的特徴・キーワード | |
時代 | 江戸 |
舞台の国/地名/土地柄など | 天国/地獄 |
出典:wikipedia/青空文庫