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「狼園」は、1936(昭和11)年「文学界」に発表された坂口安吾の長編作品。安吾の当時の苦悩が反映され、入り乱れる人間模様となっている。

作品データ

作品名 狼園
作品名読み ろうえん
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42977_21010.html
作者名 坂口 安吾
発表年 1936(昭和11)年
ジャンル 人間/恋愛
読了時間目安 2時間35分
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あらすじ

「私」は、周囲の人々が自分に対して好意的な感情を抱いているにも関わらず、自身の心が冷たく閉ざされていることに苦悩する。 妹は私の心を温かいものだと信じているが、私はそれを否定し、自分の心が冷酷であることを告白する。 そんな中、叔父が失恋を苦に旅に出る。叔父の愛人である蕗子が、叔父の旅を遺書だと勘違いしたことから、物語は思わぬ方向へ展開する。 私は様々な人間関係に翻弄されながら、自身の心のあり方や生き方について深く考え始めるのだった。

作品の特徴

主要登場人物人数
男女比
表現的特徴・キーワード
時代 昭和以降
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

出典:青空文庫