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1953(昭和28)年「小説新潮」に発表された坂口安吾の短編作品。 「人生オペラ リレー小説」の第二回。泥棒と女と新入り、それぞれの思惑が絡み合う奇妙な三角関係を描く。

作品データ

作品名 吝嗇神の宿 人生オペラ 第二回
作品名読み りんしょくしんのやど
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42953_32598.html
作者名 坂口 安吾
発表年 1953(昭和28)年
ジャンル 恋愛
読了時間目安 21分
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あらすじ

新宿御苑裏の長屋に住む泥棒の男は、自分の女のアパートに連れてきた男を、女主人に紹介する。女は男を警戒し、敵視する。泥棒は男に工場の警備員の仕事を紹介し、住み込みで泥棒の手引きをさせようとする。しかし、男は飄々としており、泥棒の思惑通りにはいかない。女は男を嫌悪し、泥棒は男に嫉妬する。泥棒は女に浮気を疑心暗鬼になり、男に自分の仕事を手伝ってくれるよう懇願するが、男は相手にしない。女は男に首を絞められそうになるが、男は平然としている。泥棒は男の存在に翻弄され、疑心暗鬼になる。

作品の特徴

主要登場人物人数 3
男女比 男2女1
表現的特徴・キーワード
時代
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

★ドロボー君: 長年ドロボー業で生計を立てている男。 ★オタツ: ドロボー君の女。 ★シシド君: ドロボー君に連れられてきた男。

出典:青空文庫