「水鳥亭」は、1950(昭和25)年「別冊文藝春秋」に発表された坂口安吾の長編作品。戦後の混乱期を舞台に、人間の卑屈さ、いやらしさ、プライド、そして物欲といった負の側面を容赦なく描いた作品
作品データ
作品名 | 水鳥亭 |
作品名読み | みずとりてい |
url(青空文庫) | https://aozora.gr.jp/cards/001095/files/43187_22528.html |
作者名 | 坂口 安吾 |
発表年 | 1950(昭和25)年 |
ジャンル | 社会・戦争/人間 |
読了時間目安 | 1時間20分 |
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あらすじ
梅村亮作は、戦争成金の元同僚・野口から施しを受ける日々を送っていた。妻と娘はそれを嫌悪しつつも施し物を享受し、亮作を非難する。空襲で家を失った亮作は、野口の別荘の鶏小屋に住まわせてもらうことになる。その後、敵の上陸が噂される中、亮作は野口からその別荘を法外な値段で買い取る。終戦後、亮作は別荘の所有者として生活するが、生活は困窮し、かつての教員仲間だった乞食の「オヤジ」の存在に脅威を感じるようになる。「水鳥亭山月」と表札を掲げたことがきっかけで、オヤジに自分の存在を否定されたと感じた亮作は、鶏小屋の横で自殺する。
作品の特徴
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舞台の国/地名/土地柄など |
登場人物
出典:青空文庫