「街はふるさと」は、1950(昭和25)年「読売新聞」に連載された坂口安吾の長編作品。
作品データ
作品名 | 街はふるさと |
作品名読み | まちはふるさと |
url(青空文庫) | https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/43192_21924.html |
作者名 | 坂口 安吾 |
発表年 | 1950(昭和25)年 |
ジャンル | 人間/社会 |
読了時間目安 | 8時間24分 |
おすすめ |
あらすじ
(坂口安吾『「街はふるさと」作者の言葉』より)
さわやかで、明るい、静かな物語をかこう。
この物語の中の人たちは、金と女、愛と憎しみ、罪や汚れに困りぬいている。泥沼へおちてぬけでられない男もいるし、死に場所をさがす女もいる。誰か死ぬかも知れない。みんなの負うている宿命は暗いが、それは人間全部のものだろう。
街にはザワザワと無数の跫音あしおとがむれている。泥棒の跫音も、パンパンの跫音も。しかし、人間のふるさとは人間の中にしかないと分れば、生きることほど、なつかしいものはないだろう。
地獄の門をくぐりぬけて青空の下へでることもできる。ふるさとは、どこにでもあるのだ。どこも、かしこも、さわやかで、明るくて、静かなはずである。
作品の特徴
主要登場人物人数 | |
男女比 | |
表現的特徴・キーワード | |
時代 | 昭和以降 |
舞台の国/地名/土地柄など |
登場人物
出典:青空文庫