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「フシギな女」は、1951(昭和26)年「新潮」に掲載された坂口安吾の中編作品。1948年に発生した「築地八宝亭一家殺人事件」について、坂口安吾が独自の視点で考察したもの

作品データ

作品名 フシギな女
作品名読み ふしぎなおんな
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45915_34716.html
作者名 坂口 安吾
発表年 1951(昭和26)年
ジャンル 随想
読了時間目安 44分
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あらすじ

中華料理店「八宝亭」の一家が惨殺され、現金が奪われた。当時、住み込み女中の太田成子が疑われたが、モンタージュ写真や目撃証言から、彼女の不可解な行動が浮き彫りになる。 安吾は、女中の冷静さや大胆さ、そして時間に対する執着に注目し、彼女の裏に共犯者の存在を推理する。そして、唯一犯行を目撃したはずの従業員・山口の証言を分析し、彼こそが共犯者であると結論付ける。 さらに、安吾は新聞の報道姿勢や専門家の意見を批判しながら、事件の真相に迫ろうとする。そして、犯人の心理や行動を深く考察することで、人間の複雑さや不可解さを浮き彫りにしていく。

作品の特徴

主要登場人物人数
男女比
表現的特徴・キーワード
時代
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

出典:青空文庫