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「破門」は、1947(昭和22)年「オール読物」に発表された坂口安吾の短編作品。型破りな娘と型破りな小説家の出会いと、その顛末を描いた物語

作品データ

作品名 破門
作品名読み はもん
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42863_35001.html
作者名 坂口 安吾
発表年 1947(昭和22)年
ジャンル 人間
読了時間目安 27分
おすすめ

あらすじ

画家夫婦の娘マリマリ嬢が酒場で働き始めたため、両親は心配して、知人の小説家タイタイ先生に説教を依頼する。しかし、タイタイ先生自身も破天荒な人物であり、マリマリ嬢の自由奔放な生き方に共感してしまう。 sonunda、タイタイ先生はマリマリ嬢を説得することを諦め、破門を言い渡す。

作品の特徴

主要登場人物人数 5
男女比 男2女3
表現的特徴・キーワード
時代 昭和以降
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

★タイタイ先生: 主人公。小説家。「情痴作家」「邪教の教祖」などと呼ばれる、破天荒で型破りな人物。マリマリ嬢の説教を依頼されるが、彼女の生き方に共感し、翻弄される。 ★マリマリ先生: 洋画家。戦災で焼け出され、生活に困窮している。娘のマリマリ嬢の行動に悩み、タイタイ先生に説教を依頼する。 ★マリマリ夫人: マリマリ先生の妻。娘のマリマリ嬢の行動に悩み、タイタイ先生に説教を依頼する。夫以上にタイタイ先生に強く要求する。 ★マリマリ嬢: マリマリ夫妻の娘。19歳。自由奔放な性格で、両親の反対を押し切り、酒場で働き始める。タイタイ先生の小説の愛読者で、彼の思想に影響を受けている。 ★マダム: マリマリ嬢が働く酒場の経営者。30歳くらいの清楚な美人。マリマリ嬢に助けられたことがきっかけで、彼女を雇う。

出典:青空文庫