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「日月様」は、1949(昭和24)年「オール読物」に発表された坂口安吾の短編作品。現実と妄想の境界が曖昧な世界

作品データ

作品名 日月様
作品名読み にちげつさま
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/43158_31427.html
作者名 坂口 安吾
発表年 1949(昭和24)年
ジャンル SF・幻想/コメディ
読了時間目安 28分
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あらすじ

精神病院に入院していた「私」は、麻薬中毒というデマに悩まされていた。退院後、戦時中に知り合った王子君五郎という男と再会する。彼はヤミ屋をしており、女装してカフェーで働いていた。彼は私にヨシ子という女を紹介し、文学の指導を依頼するが、ヨシ子の話は奇妙で、王子君五郎の言動も不可解だった。後に王子君五郎は麻薬密売で逮捕され、「私」は割り切れない思いを抱える。

作品の特徴

主要登場人物人数 4
男女比 男2女2
表現的特徴・キーワード
時代 昭和以降
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

★私(語り手):精神病院に入院していた作家。麻薬中毒の噂に悩まされ、退院後に王子君五郎と再会する。 ★王子君五郎(君ちゃん):ヤミ屋で女装をしている男。語り手にヨシ子を紹介する。 ★ヨシ子(ヨッちゃん):王子君五郎が紹介した女。語り手に文学の指導を依頼する。 ★旅館の主婦:王子君五郎とヨシ子について語り手に語る。

出典:青空文庫