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「都会の中の孤島」は、1953(昭和28)年「小説新潮」に発表された坂口安吾の中編作品。一見平凡な都会の飲み屋を舞台に、登場人物たちの複雑な人間関係や隠された欲望、そして殺人事件へと発展していく

作品データ

作品名 都会の中の孤島
作品名読み とかいのなかのことう
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45937_39305.html
作者名 坂口 安吾
発表年
ジャンル 推理・ミステリー
読了時間目安 33分
おすすめ

あらすじ

アナタハン島のような悲劇は都会でも起こりうる。東京の飲み屋の女中ミヤ子は、複数の男を弄び、金で関係を持つ。常連客のグズ弁と右平はミヤ子に執着し、互いに殺意を抱く。ミヤ子の本命は学生の中井だったが、彼は卒業後にミヤ子を捨てた。グズ弁はミヤ子と結婚したいと願うが、彼女は二人を利用し、右平にグズ弁を殺させようとする。ある夜、グズ弁は泥酔し、翌朝、店の主人が殺されているのを発見。現場にはグズ弁のスパナーと足跡があり、彼は逮捕される。一方、ミヤ子は別の街で娼婦となり、中井が真犯人だとジゴロに告白するが、グズ弁の冤罪を晴らすつもりはない。

作品の特徴

主要登場人物人数
男女比
表現的特徴・キーワード
時代 昭和以降
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

出典:青空文庫