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「砂をかむ」は、1955(昭和30)年「風報」に発表された坂口安吾の短編作品。五十歳を過ぎて初めて授かった子供との関係に悩む男の物語

作品データ

作品名 砂をかむ
作品名読み すなをかむ
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45739_36064.html
作者名 坂口 安吾
発表年
ジャンル 随想
読了時間目安 2分
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あらすじ

五十歳を過ぎて初めて父親になった男が、子供との関係、そして老いというものを深く見つめる物語。 主人公は、子供に対して「お父さん」と呼ばれることに強い抵抗を感じる。それは、若くして父親になった人たちとは異なる、自分自身の年齢や状況に対する複雑な感情が根底にあるからだ。 そこで、主人公は「パパ」という言葉を使い始めるが、この言葉は彼にとってどこか他人行儀で、実感が湧かない。子供もまた「パパ」や「ママ」を混同し、言葉の意味を正確に理解できずついにはどっちも「パパママ」と呼ぶようになる。

作品の特徴

主要登場人物人数
男女比
表現的特徴・キーワード
時代 昭和以降
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

出典:青空文庫