坂口 安吾の作品一覧に戻る

「出家物語」は、1948(昭和23)年「オール読物」に発表された坂口安吾の中編作品。戦後の混乱期を背景に、主人公幸吉と、ある未亡人との間の奇妙な関係

作品データ

作品名 出家物語
作品名読み しゅっけものがたり
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42813_26154.html
作者名 坂口 安吾
発表年
ジャンル 恋愛
読了時間目安 35分
おすすめ

あらすじ

幸吉は、戦災で家族を失い、屋台でオデンを売る生活を送っていた。ある日、叔母の紹介で知り合った未亡人キヨ子と見合いをすることになる。キヨ子は美人で、しかもインテリということもあり、幸吉は彼女に惹かれていく。しかし、キヨ子は、過去の恋愛経験や、複雑な家庭環境を抱えており、簡単には結婚に踏み切ろうとしない。 二人は何度か会ううちに、次第に親密になっていくが、キヨ子の過去の恋愛遍歴や、金銭に対する考え方の違いなどから、二人の関係は複雑に絡み合っていく。幸吉は、キヨ子の正直すぎるほどの奔放さに戸惑いながらも、彼女に惹かれ続ける。 二人の関係は行き詰まり、最終的にキヨ子は別の男性(坊主)と結婚する。

作品の特徴

主要登場人物人数 2
男女比 男1女1
表現的特徴・キーワード
時代 昭和以降
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

幸吉、キヨ子

出典:青空文庫