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「集団見合」は、1948(昭和23)年「サロン」に発表された坂口安吾の短編作品。戦後の混乱期における大規模な見合いイベントを皮肉たっぷりに描いた作品。

作品データ

作品名 集団見合
作品名読み しゅうだんみあい
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42843_27736.html
作者名 坂口 安吾
発表年
ジャンル 政治・社会・戦争
読了時間目安 7分
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あらすじ

雑誌記者である「高木青年」が集団見合に参加する。このイベントは、新聞社や放送局がこぞって取材にくるほどの大々的なもので、見物人も大勢集まっていました。しかし、実際には、見合いを真剣に考えている人は少なく、多くは新聞社の記者や、面白半分で参加している人ばかり。 主人公の視点から、このイベントの滑稽な様子が克明に描写される。たとえば、見合い相手を探すはずの参加者たちが、カメラマンに指示されるままポーズをとったり、同じ女性が複数の男性とペアになって撮影されたりといった様子。また、女性参加者の中には、恥ずかしさのあまり顔を上げられずにいる人もいた。

作品の特徴

主要登場人物人数
男女比
表現的特徴・キーワード
時代 昭和以降
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

出典:青空文庫