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「左近の怒り」は、1954(昭和29)年「講談倶楽部」に発表された坂口安吾の長編作品。小説を書いて出版社に持ち込んでいた夏川左近は、その出版社に雇われ危険な仕事を任される。

作品データ

作品名 左近の怒り
作品名読み さこんのいかり
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42972_58925.html
作者名 坂口 安吾
発表年
ジャンル サスペンス
読了時間目安 2時間
おすすめ

あらすじ

夏川左近は、かつて密輸船に乗り込んでいた経験を小説にまとめ、出版社に送っていた。ある日、その出版社を訪ねた彼は、そこで奇妙な仕事に巻き込まれる。出版社は、政府高官の秘密を暴く危険な手記を出版しようとしており、そのために社員が次々と会社を辞めてしまっていた。左近は、その穴を埋めるために雇われることになる。 左近は、手記の印刷を依頼した印刷所で、謎の美人と出会う。彼女は左近に近づき、ある物を盗むよう依頼する。左近は依頼を引き受け、その過程で数々の危険な目に遭う。 一方、左近の恋人の葉子は、左近を探し始める。左近が危険な状況にいることを知り、彼を助けようとする。葉子の調査によって、左近が巻き込まれた事件の背後には、大きな陰謀が隠されていることが明らかになる。 物語は、左近、葉子、そして謎の美人の三人が織りなすスリリングな展開へと進んでいく。

作品の特徴

主要登場人物人数
男女比
表現的特徴・キーワード
時代 昭和以降
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

出典:青空文庫