「木々の精、谷の精」は、1939(昭和14)年「文芸」に発表された坂口安吾の中編作品。修吉が夏の避暑地となる山村を訪れ、そこで出会った人々や風景、村の娘葛子との親交、村に伝わる不思議な伝説を描いたもの。
作品データ
作品名 | 木々の精、谷の精 |
作品名読み | きぎのせいたにのせい |
url(青空文庫) | https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45844_60119.html |
作者名 | 坂口 安吾 |
発表年 | |
ジャンル | SF・幻想/人間 |
読了時間目安 | 1時間 |
おすすめ |
あらすじ
都会の男、修吉は夏の避暑地として、とある山村を訪れる。そこには、不思議な魅力を持つ娘葛子や、村に伝わる数々の伝説があった。
修吉は村の美しい自然や個性的な村人たちとの交流を通して、都会では味わえない心の安らぎを見つける。特に葛子との出会いは、彼の人生に大きな影響を与える。葛子は、自由奔放で神秘的な魅力を持つ少女であり、修吉は彼女に惹かれていく。
しかし村には暗い影も存在した。村人たちは、ある沼に飛び込んで自殺する者が後を絶たないという言い伝えを信じていた。そして葛子もまた、その沼に関連した謎めいた行動をとる。
葛子の突然の死は、修吉に深い悲しみと衝撃を与えた。彼は、葛子の死の真相を探ろうとするが、結局その謎は解き明かされないまま心に残り続けた。
夏の終わり、修吉は村を去る。しかし、村で過ごした日々、そして葛子との出会いは、彼の心に深く刻み込まれ、その後の人生に大きな影響を与えることになった。
作品の特徴
主要登場人物人数 | 5 |
男女比 | 男2:女2 |
表現的特徴・キーワード | |
時代 | 昭和以降 |
舞台の国/地名/土地柄など |
登場人物
修吉、葛子、お妙、病んだ少年
出典:青空文庫