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「いずこへ」は、1946(昭和21)年「新小説」に発表された坂口安吾の中編作品。安吾の自伝的作品で青年期後半の恋愛を描く。

作品データ

作品名 いずこへ
作品名読み いずこへ
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/56799_56882.html
作者名 坂口 安吾
発表年
ジャンル 随想/恋愛/人間
読了時間目安 48分
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あらすじ

主人公は、孤独な生活を送る中で、女と同棲を始める。しかし、女の所有物が増えていくにつれ、主人公は自身の純潔と貞節が失われていくように感じる。主人公は、貧乏を厭いながらも、贅沢のために働く気になれず、落伍者としての生活を送っていた。やがて、女の元夫が現れ、女は主人公の元を去る。主人公は、女の従妹のアキと関係を持つが、それは陳腐なものであった。主人公は、自己犠牲と無償の行為について考えながらも、自分の虚しさに苛まれる。最後に、主人公は自分の魂の行く先を見失い、孤独と絶望を感じながら物語は終わる。

作品の特徴

主要登場人物人数
男女比
表現的特徴・キーワード
時代 昭和以降
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

出典:青空文庫