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「囲碁修業」は、1938(昭和13)年「都新聞」に発表された坂口安吾の短編作品。碁会所の人間関係が面白く描かれている。

作品データ

作品名 囲碁修業
作品名読み いごしゅぎょう
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/43000_21284.html
作者名 坂口 安吾
発表年
ジャンル 随想
読了時間目安 10分
おすすめ

あらすじ

主人公は、小説の執筆に行き詰まり、気分転換に京都の伏見稲荷近くの上田食堂で碁を打つようになる。食堂の親爺も碁好きが高じて、主人公の提案で食堂の二階に碁会所を開設する。 主人公は、常連客の一人である関さんを席主に任命するが、関さんは接客よりも自分の碁に夢中になってしまうため、客から不満の声があがる。 そんな中、商売に失敗したKさんが現れ、碁会所の乗っ取りを企てる。主人公は、友人の高野さんに碁会所の後事を託し、東京へ帰ることにする。 主人公が去った後も、碁会所は高野さんの尽力でうまくいっているようだ。主人公は、最後に読者に向けて、碁に自信のない人はこの碁会所を訪れることを勧める。

作品の特徴

主要登場人物人数
男女比
表現的特徴・キーワード
時代 昭和以降
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

出典:青空文庫