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「青鬼の褌を洗う女」は、1947(昭和22)年「愛と美」に発表された坂口安吾の長編作品。小さい頃から母に、オメカケか金持の長男に嫁げと言われてきた主人公・サチ子。しかしそれに刃向かい、様々な男と付き合い我が道を行く。

作品データ

作品名 青鬼の褌を洗う女
作品名読み あおおにのふんどしをあらうおんな
url(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42877_27761.html
作者名 坂口 安吾
発表年
ジャンル 恋愛/人間
読了時間目安 1時間40分
おすすめ

あらすじ

戦争で母を亡くした「私」は、徴用先の会社で働きながら、複数の男性と関係を持つ。やがて、専務の久須美と同棲を始める。「私」は久須美の献身的な愛情に感謝し、彼に尽くすようになる。一方、友人のノブ子さんは、想いを寄せる田代さんと関係を進展させるべきか葛藤していた。そんな中、「私」は元恋人である力士の墨田川と再会し、温泉旅行へ行く。旅行中、墨田川は「私」への想いを募らせるが、自身の不甲斐なさからプロポーズできない。東京に戻った「私」は、高熱で寝込む。看病する久須美の姿を見て、「私」は彼への愛情を再確認するが、同時に孤独感や将来への不安も感じるようになる。物語は、「私」が久須美との未来を夢見ながらも、どこか諦めにも似た感情を抱く様子で締めくくられる。

作品の特徴

主要登場人物人数
男女比
表現的特徴・キーワード
時代 昭和以降
舞台の国/地名/土地柄など

登場人物

出典:青空文庫/wikipedia