読了時間目安120分以上の作品

「二流の人」は、1947（昭和22）年に発表された坂口安吾の長編作品。黒田如水は、天下人たちに翻弄されながらも、自らの野望を捨てきれず、 ultimately「二流の人」としての人生を歩む。

「狼園」は、1936（昭和11）年「文学界」に発表された坂口安吾の長編作品。安吾の当時の苦悩が反映され、入り乱れる人間模様となっている。

「吹雪物語」は、1938（昭和13）年竹村書房から発表された坂口安吾の超長編作品。700枚を超える長編で、全編読了した人が滅多にいないと言われている。

「街はふるさと」は、1950（昭和25）年「読売新聞」に連載された坂口安吾の長編作品。

「イノチガケ」は、1940（昭和15）年「文学界」に発表された坂口安吾の長編作品。前後編。前編はキリシタン殉教とその伝説が描かれ、後編は60余年後殉教を追体験しにくる"シローテ"の話となる。

「ジロリの女」は、1948（昭和23）年「文藝春秋」に発表された坂口安吾の長編作品（後編は「別冊文藝春秋」）。主人公の男性が、ある女性にジロリと見られることから始まる物語。

1947（昭和22）年「別冊文藝春秋」ほかに発表された坂口安吾の長編作品。「金銭無情」「失恋難」「夜の王様」「王様失脚」の４編から構成される。戦後の混乱期を背景に、哲学者を自称する主人公・最上清人とその周囲の人々、特に妻の富子との関係を描いた群像劇

「左近の怒り」は、1954（昭和29）年「講談倶楽部」に発表された坂口安吾の長編作品。小説を書いて出版社に持ち込んでいた夏川左近は、その出版社に雇われ危険な仕事を任される。

「醍醐の里」は、1931（昭和6）年「文科」に発表された坂口安吾の長編作品。戦争末期の不安定な社会状況の中、登場人物が織りなす人間模様

「活人形」は、1893（明治26）年「探偵小説」に発表された泉鏡花の長編作品。

「婦系図」は、1907（明治40）年「やまと新聞」に連載された泉鏡花の長編作品。新派の演劇の代表作であり、映画化も多数。

「薄紅梅」は、泉鏡花の長編小説。鏡花自信をモデルにしたと言われる、最晩年の作品。

「歌行灯」は、1910（明治43年）年泉鏡花が発表した長編小説。

「偸盗」は、1917（大正6）年「中央公論」に発表された芥川龍之介の長編小説。

「素戔嗚尊」は、1920（大正9）年「大阪毎日新聞」に連載された芥川龍之介の長編作品。

「路上」は、1919（大正8）年「大阪毎日新聞」に発表された芥川龍之介の長編小説。

「或る女」は、1911（明治44）年「白樺」に『或る女のグリンプス』の名前で連載された有島武郎の長編小説。

「或る女」は、1911（明治44）年「白樺」に『或る女のグリンプス』の名前で連載された有島武郎の長編小説。

「惜みなく愛は奪う」は、1920（大正9）年「有島武郎著作集　第一輯」に発表された有島武郎の長編作品。

「生まれいずる悩み」は、1918（大正7）年「大阪毎日新聞」と「東京日日新聞」に連載された有島武郎の長編小説。

「星座」は、1921（大正10）年７月１日発行の「新潮」に『白官舎』として発表し、翌年後半を書き足して改題した有島武郎の長編作品。札幌農学校に学ぶ青年たちの蒼き群像を描く。著者の死により未完。

「邪宗門」は芥川龍之介の小説。「邪悪な宗教」といった意味の言葉・表現で、豊臣政権や江戸幕府が特定の宗教・宗派に対して用いた一種の政治用語でもある。時代は平安時代、「地獄変」に登場した堀川の大殿の子、若殿が主人公。物語は中盤、いよいよ主人公が邪宗の沙門と対決するところで未完となっている。