歴史・時代物

「二流の人」は、1947（昭和22）年に発表された坂口安吾の長編作品。黒田如水は、天下人たちに翻弄されながらも、自らの野望を捨てきれず、 ultimately「二流の人」としての人生を歩む。

「紫大納言」は、坂口安吾の短編作品。好色な中年貴族である紫大納言が、天女と出会い、翻弄される姿を描いた物語

「花咲ける石」は、1954（昭和29）年「週刊朝日別冊」に発表された坂口安吾の短編作品。剣術が盛んな山間地帯を舞台に、伝説的な剣豪・楳本法神と高弟・須田房吉の物語

「イノチガケ」は、1940（昭和15）年「文学界」に発表された坂口安吾の長編作品。前後編。前編はキリシタン殉教とその伝説が描かれ、後編は60余年後殉教を追体験しにくる"シローテ"の話となる。

「織田信長」は、1948（昭和23）年「季刊作品」に発表された坂口安吾の中編作品。この4年後に長編「信長」が発表される。本作は、天下取りに王手をかける壮年期の信長と老マムシ松永弾正との交渉の場から始まる。

「家康」は、1947（昭和22）年「新世代」に発表された坂口安吾の短編作品。安吾の家康分析が面白い。

「女剣士」は、1954（昭和29）年「小説新潮」に発表された坂口安吾の長編作品。実在した剣豪楳本法神（うめもとほうしん）とその高弟須田房吉から続く法神流の末裔を描く。

「我鬼」は、1946（昭和21）年「社会」に発表された坂口安吾の短編作品。太閤秀吉と甥の関白秀次との愛憎と狂気。

黒田如水は、1943（昭和18）年 「現代文学」に発表された坂口安吾の中編作品。黒田官兵衛（黒田如水）を主人公とした歴史小説。続編は「二流の人」

「桜の森の満開の下」は、1947（昭和22）年「肉体」に発表された坂口安吾の中編作品。山賊は追剝をした都の女に惚れ自分の妻にするが、妖艶な女に翻弄されていく。

「梟雄」は、1953（昭和28）年「文藝春秋」に発表された坂口安吾の中編作品。織田信長と斎藤道三の対決を、特に道三の視点から深く掘り下げた作品。

「曾我の暴れん坊」は、1954（昭和29）年「キング」に発表された坂口安吾の短編作品。歴史上の仇討ちで有名な曾我兄弟の物語を、弟・五郎時致の視点から描いたユーモラスな物語

「羅生門」は、1915（大正4）年「帝国文学」に発表された芥川龍之介の短編小説。

「藪の中」は、1922（大正11）年「新潮」に発表された芥川龍之介の短編作品。

「或敵打の話」は、1920（大正9）年「雄弁」に発表された芥川龍之介の短編小説。

「芋粥」は、1916（大正5）年「新小説」に発表された芥川龍之介の中編小説。

「或日の大石内蔵助」は、1917（大正6）年「中央公論」に発表された芥川龍之介の短編作品。

「糸女覚え書」は、1924（大正13）年「中央公論」に発表された芥川龍之介の短編作品。

「三右衛門の罪」は、1924（大正13）年「改造」に発表された芥川龍之介の短編作品。

「偸盗」は、1917（大正6）年「中央公論」に発表された芥川龍之介の長編小説。

「二人小町」は、1923（大正12）年「サンデー毎日」に発表された芥川龍之介の短編作品。

「おぎん」は、1922（大正11）年「中央公論」に発表された芥川龍之介の短編作品。

1918（大正7）年「人文」に発表された芥川龍之介の短編作品。劉邦陣営で項羽が英雄の器か否かを議論している。

「枯野抄」は、1918（大正7）年「新小説」に発表された芥川龍之介の短編作品。

「六の宮の姫君」は、1922（大正11）年「表現」に発表された芥川龍之介の短編作品。

「竜」は、1919（大正8）年「中央公論」に発表された芥川龍之介の中編小説。

「杜子春」は、1920（大正9）年「赤い鳥」に発表された芥川龍之介の児童向け文学作品。中国の伝奇小説「杜子春」を元に、芥川が創作・童話化したもの

「邪宗門」は芥川龍之介の小説。「邪悪な宗教」といった意味の言葉・表現で、豊臣政権や江戸幕府が特定の宗教・宗派に対して用いた一種の政治用語でもある。時代は平安時代、「地獄変」に登場した堀川の大殿の子、若殿が主人公。物語は中盤、いよいよ主人公が邪宗の沙門と対決するところで未完となっている。