有島武郎

「或る女」は、1911（明治44）年「白樺」に『或る女のグリンプス』の名前で連載された有島武郎の長編小説。

「僕の帽子のお話」は、有島武郎の短編小説。お気に入りの帽子がなくなった「僕」の騒動。

「或る女」は、1911（明治44）年「白樺」に『或る女のグリンプス』の名前で連載された有島武郎の長編小説。

「一房の葡萄」は、1920（大正9）年「赤い鳥」に発表された有島武郎の短編小説。西洋人の同級生・ジムの持つ絵の具が羨ましくて衝動的に盗んでしまうが、先生は優しく許し、一房の葡萄を渡す。

「卑怯者」は、有島武郎の短編小説。子供が牛乳配達者に寄りかかっていたところ、牛乳箱の前扉の掛け金が不意に外れて牛乳が転げ落ちた。不可抗力であったが悪戯をしたと誤解されたその子を、助けようという想いと関わりたくないという想いがせめぎ合う。

「フランセスの顔」は、1916（大正5）年「新家庭」に発表された有島武郎の中編作品。

「An Incident（アン インシデント））」は、1914（大正3）年「白樺」に発表された有島武郎の短編作品。

「真夏の夢」は、アウグストの短編小説を有島武郎が翻訳したもの。

「骨」は、1923（大正12）年「泉」に発表された有島武郎の中編小説。

「ドモ又の死」は、有島武郎の中編作品、戯曲。ある若き画家たちの話。

「燕と王子」は、有島武郎の死後、1926（大正15）年「婦人の国」に掲載されたオスカー・ワイルドの「幸福な王子」の翻案。

「小さき影」は、1919（大正8）年「大阪毎日新聞」「東京日日新聞」に発表された有島武郎の短編作品。

「カインの末裔」は、1917（大正6）年「新小説」に発表された有島武郎の長編小説。

「親子」は、1923（大正12）年「泉」に発表された有島武郎の長編作品。

「溺れかけた兄妹」は、1921（大正10）年「婦人公論」に発表された有島武郎の短編作品。

「お末の死」は、1914（大正3）年「白樺」に発表された有島武郎の中編小説。主人公のモデルは家庭の事情から若くして働くことを余儀なくされ、運命に翻弄されたあげく、大正２年に自殺した少女である。

「惜みなく愛は奪う」は、1920（大正9）年「有島武郎著作集　第一輯」に発表された有島武郎の長編作品。

「生まれいずる悩み」は、1918（大正7）年「大阪毎日新聞」と「東京日日新聞」に連載された有島武郎の長編小説。

「星座」は、1921（大正10）年７月１日発行の「新潮」に『白官舎』として発表し、翌年後半を書き足して改題した有島武郎の長編作品。札幌農学校に学ぶ青年たちの蒼き群像を描く。著者の死により未完。

「実験室」は、1917（大正6）年「中央公論」に発表された有島武郎の中編小説。

「碁石を呑んだ八っちゃん」は、有島武郎の短編小説。幼い兄弟が碁石で遊んでいたが、弟の八ちゃんが碁石を飲んでしまったために起こる騒動。

「幻想」は、1914（大正3）年「白樺」に発表された有島武郎の短編小説。

「クララの出家」は、1917（大正6）年 「太陽」に発表された有島武郎の中編小説。

「かんかん虫」は、1910（明治43）年「白樺」に発表された有島武郎の中編小説。

「かたわ者」は1922（大正11）年「良婦之友」に掲載された有島武郎の短編小説。かたわ者であるが故に富を得ていた2人の物語。

「潮霧(ガス)」は、1916（大正5）年「時事新報」に発表された有島武郎の短編作品。潮霧(ガス)とは、北海道沖に発生する濃霧のことで、本作品は潮霧の中にいる汽船の恐怖を描いている。